ペットの肥満のお話し

2017年10月26日

ここ最近なんとなくふっくらしてきましたが…

寒い季節になってくると、散歩がおっくうになってきたり、短くなったり、猫も家の中で暖かいところを探して、いつも寝ているなんてことが多くなります。
人でもペットでも肥満傾向が目立ってきていることはデータ的にも明らかで、イギリスでは、肥満傾向にあるペットの割合は1986年に24%だったのに対し、2000年には50%以上になっているという報告もあります。
ではなぜ肥満がいけないのでしょうか?まず体重が重いということは、骨格や筋肉、心臓、呼吸器に、本当はかからなくて良い負荷がかけられているということになります。具体的な病名を挙げれば、関節炎や糖尿病、心臓疾患、泌尿器疾患などのさまざまな病気を引き起こす一因は肥満にあるといわれています。”引き起こす一因”です。これは大事なことで、直接的な原因ではなくても、病気が起こりかけたときに病気にしてしまうということです。これは大事なことですから覚えておいて下さい。
では肥満か肥満でないか、どうやって判断するのでしょうか?我々が病院で診断するときには、肥満を客観的に説明しなくてはなりません。そんな時に使うのが、BCS(ボディ・コンディション・スコア)という方法です。お家でも簡単に出来ますので、一度ペットの状態をBCSで把握しておくと、体重の増減を確認しやすいと思います。

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猫はお腹に脂肪が付きやすく、体重の増減にBCSが伴わないことがあります。ご来院の際には必ずBCSをチェックしていますのでスタッフにご確認下さい。

肥満改善、肥満防止の目的は最終的には一緒に長生きして暮らすことです。ダイエットを飼い主さんだけの判断で、お食事を制限したり、せっかくダイエット用のお食事を使っているのに体重が減らせていないなどのお話しがたくさんあります。看護師スタッフがお話しを伺いダイエットプランを考えますので、ぜひ一度当院にご相談下さい。